古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十 物名 429番

あふからも

清原深養父(きよはらのふかやぶ)

逢った時からもう、やはり悲しいものだ。いずれ別れることを前もって思うので。

「あふからも」の歌をもとにした情景。逢った時からもう、やはり悲しいものだ。いずれ別れることを前もって思うので。
「あふからも」の歌をもとにした情景。逢った時からもう、やはり悲しいものだ。いずれ別れることを前もって思うので。
作者
深養父(清原深養父)
  1. 1からもものからもものからももの花はな花はなはな詞書
  2. 2あふからもあふからもあうからも初句
  3. 3ものものものはなほこそはなほこそはなおこそ二句
  4. 4悲かな悲かなかなしけれしけれしけれ三句
  5. 5別わか別わかわかれむれむれむ事こと事ことことををを四句
  6. 6かねてかねてかねて思おも思おもおもへばへばえば結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕からももの花。

逢った時からもう、やはり悲しいものだ。いずれ別れることを前もって思うので。

意訳

「あふから、もものはな」に「からももの花(杏の花)」を詠みこむ。

語釈・文法注

あふからも
逢うやいなや。

和歌

作者
清原深養父(きよはらのふかやぶ) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀前半)
内匠允・内蔵大允などを務めた。琴の名手でもあった。清少納言の曽祖父、清原元輔の祖父にあたる。晩年は洛北に補陀落寺を建てて住んだと伝える。
出典
『古今和歌集』巻第十・物名・429番
歌体
短歌
状況
詞書「からももの花」(からももの花)。

修辞

物名
「からもものはな」。

解説

清原深養父の歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、83頁(コマ55)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日