古今和歌集 巻第七 賀歌 347番
かくしつつ
このようにして、ともかくも長生きをして、あなたが八千年も長生きされるのに立ち会う手立てがあればよいのに。

現代語訳
〔詞書〕仁和の御時、僧正遍昭に七十の賀をお与えになった時の御歌。
このようにして、ともかくも長生きをして、あなたが八千年も長生きされるのに立ち会う手立てがあればよいのに。
意訳
遍昭の七十歳を祝い、自分も長生きして、遍昭の八千年の長寿をともに見届けたい、と光孝天皇が詠んだ。
語釈・文法注
- かくしつつ
- このようにして。
- とにもかくにも
- とにかく。
- 由もがな
- 手段があればよいのに。
和歌
- 作者
- 光孝天皇(こうこうてんのう) 830–887
仁明天皇の皇子。陽成天皇が退位したのち、五十五歳で即位した(在位884–887)。和歌や和琴をたしなんだ。仁和の帝とも呼ばれる。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第七・賀歌・347番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「仁和の御時僧正遍昭に七十の賀給ひける時の御歌」(仁和の御時、僧正遍昭に七十の賀をお与えになった時の御歌)。
解説
光孝天皇が師と仰いだ遍昭に贈った賀歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、62頁(コマ44)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日