古典ライブラリー

古今和歌集 巻第七 賀歌 344番

わたつ海の

読人しらず(よみびとしらず)

海辺の浜の砂を一つ一つ数えて、あなたの千年の寿命の年数にしよう。

「わたつ海の」の歌をもとにした情景。海辺の浜の砂を一つ一つ数えて、あなたの千年の寿命の年数にしよう。
「わたつ海の」の歌をもとにした情景。海辺の浜の砂を一つ一つ数えて、あなたの千年の寿命の年数にしよう。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1わたつわたつわたつ海うみ海うみうみののの初句
  2. 2濱はま濱はまはまののの眞砂まさご眞砂まさごまさごををを二句
  3. 3數かぞ數かぞかぞへつつへつつえつつ三句
  4. 4君きみ君きみきみががが千ち千ちちとせのとせのとせの四句
  5. 5ありかずにせむありかずにせむありかずにせむ結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

海辺の浜の砂を一つ一つ数えて、あなたの千年の寿命の年数にしよう。

意訳

数えきれない浜の砂の数を、長寿を祝う年数にあてる。

語釈・文法注

真砂
細かい砂。数の多いもののたとえ。
ありかず
寿命の年数。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第七・賀歌・344番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

浜の真砂は数えきれないもののたとえとして、仮名序にも引かれる。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、62頁(コマ44)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日