古今和歌集 巻第六 冬歌 316番
おほぞらの
大空の月の光が清らかなので、その光を映した水こそが、まっさきに凍ったことだ。

現代語訳
大空の月の光が清らかなので、その光を映した水こそが、まっさきに凍ったことだ。
意訳
冴えた冬の月の光を映していた水が、まず凍った。月光の冷たさが水を凍らせたかのように詠む。
語釈・文法注
- 光し
- 「し」は強意。
- 影見し水
- 月の光を映した水。
和歌
- 作者
- 読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第六・冬歌・316番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
解説
読人しらずの歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、57頁(コマ42)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日