古典ライブラリー

古今和歌集 巻第五 秋歌下 285番

戀しくば

読人しらず(よみびとしらず)

恋しくなったら、見て思い出そう。そのもみじ葉を吹き散らさないでおくれ、山おろしの風よ。

「戀しくば」の歌をもとにした情景。恋しくなったら、見て思い出そう。そのもみじ葉を吹き散らさないでおくれ、山おろしの風よ。
「戀しくば」の歌をもとにした情景。恋しくなったら、見て思い出そう。そのもみじ葉を吹き散らさないでおくれ、山おろしの風よ。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1戀こひ戀こひこいしくばしくばしくば初句
  2. 2見み見みみてもしのばむてもしのばむてもしのばむ二句
  3. 3紅葉もみぢば紅葉もみぢばもみじばををを三句
  4. 4吹ふ吹ふふきなきなきな散ち散ちちらしそらしそらしそ四句
  5. 5山やま山やまやまおろしのおろしのおろしの風かぜ風かぜかぜ結句

引用の仕方

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現代語訳

恋しくなったら、見て思い出そう。そのもみじ葉を吹き散らさないでおくれ、山おろしの風よ。

意訳

紅葉を恋しい人の形見のように思い、散らさないでくれと山おろしに頼む。

語釈・文法注

偲ばむ
思い出そう。
吹きな散らしそ
吹き散らすな。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第五・秋歌下・285番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

読人しらずの歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、51頁(コマ39)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日