古典ライブラリー

古今和歌集 巻第五 秋歌下 278番

いろかはる

読人しらず(よみびとしらず)

色が変わる秋の菊を、一年に二度美しく咲く花だと見ることだ。

「いろかはる」の歌をもとにした情景。色が変わる秋の菊を、一年に二度美しく咲く花だと見ることだ。
「いろかはる」の歌をもとにした情景。色が変わる秋の菊を、一年に二度美しく咲く花だと見ることだ。
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1是貞これさだ是貞これさだこれさだのみこののみこののみこの家いへ家いへいえののの歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせののの歌うた歌うたうた詞書
  2. 2いろかはるいろかはるいろかわる初句
  3. 3秋あき秋あきあきののの菊きく菊きくきくをばをばをば二句
  4. 4ひととせにひととせにひととせに三句
  5. 5ふたたびふたたびふたたび匂にほ匂にほにおふふう四句
  6. 6花はな花はなはなとこそとこそとこそ見み見みみれれれ結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

〔詞書〕是貞親王の家の歌合の歌。

色が変わる秋の菊を、一年に二度美しく咲く花だと見ることだ。

意訳

白菊は霜にあって紫がかった色に変わり、それも賞美された。その色変わりを、一年に二度咲くと見た。

語釈・文法注

色かはる
(霜にあって)色が変わる。
ふたたび匂ふ
二度美しく咲く。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第五・秋歌下・278番
歌体
短歌
状況
詞書「是貞のみこの家の歌合の歌」(是貞親王の家の歌合の歌)。

解説

菊の「うつろひ」を賞美する当時の好みを示す歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、49頁(コマ38)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日