古典ライブラリー

古今和歌集 巻第五 秋歌下 267番

さほ山の

坂上是則(さかのうえのこれのり)

佐保山の柞の紅葉の色は薄いけれど、秋はずいぶん深くなったことだ。

「さほ山の」の歌をもとにした情景。佐保山の柞の紅葉の色は薄いけれど、秋はずいぶん深くなったことだ。
「さほ山の」の歌をもとにした情景。佐保山の柞の紅葉の色は薄いけれど、秋はずいぶん深くなったことだ。
作者
坂上是則
  1. 1秋あき秋あきあきののの歌うた歌うたうたとてよめるとてよめるとてよめる詞書
  2. 2さほさほさお山やま山やまやまののの初句
  3. 3ははそのははそのははその色いろ色いろいろははは二句
  4. 4うすけれどうすけれどうすけれど三句
  5. 5秋あき秋あきあきははは深ふか深ふかふかくもくもくも四句
  6. 6なりにけるかななりにけるかななりにけるかな結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕秋の歌として詠んだ歌。

佐保山の柞の紅葉の色は薄いけれど、秋はずいぶん深くなったことだ。

意訳

柞の紅葉は色が薄いが、それでも秋はもう深まっている。色の「薄い」と秋の「深い」を対比した。

語釈・文法注

和歌

作者
坂上是則(さかのうえのこれのり) 生没年未詳(九世紀末〜十世紀前半)
坂上田村麻呂の子孫。大和権少掾・加賀介などを務めた。蹴鞠の名手としても知られる。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第五・秋歌下・267番
歌体
短歌
状況
詞書「秋の歌とてよめる」(秋の歌として詠んだ歌)。

修辞

対比
「うすけれど」と「深く」。

解説

坂上是則の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、47頁(コマ37)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日