古典ライブラリー

古今和歌集 巻第五 秋歌下 266番

秋霧は

読人しらず(よみびとしらず)

秋霧よ、今朝は立たないでおくれ。佐保山の柞の紅葉を、遠くからでも見たいから。

「秋霧は」の歌をもとにした情景。秋霧よ、今朝は立たないでおくれ。佐保山の柞の紅葉を、遠くからでも見たいから。
「秋霧は」の歌をもとにした情景。秋霧よ、今朝は立たないでおくれ。佐保山の柞の紅葉を、遠くからでも見たいから。
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1是貞これさだ是貞これさだこれさだのみこののみこののみこの家いへ家いへいえののの歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせのののうたうたうた詞書
  2. 2秋霧あきぎり秋霧あきぎりあきぎりははは初句
  3. 3今朝けさ今朝けさけさはははなたちそなたちそなたちそ二句
  4. 4さほやまのさほやまのさおやまの三句
  5. 5柞ははそ柞ははそははそのもみぢのもみぢのもみじ四句
  6. 6よそにてもよそにてもよそにても見み見みみむむん結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕是貞親王の家の歌合の歌。

秋霧よ、今朝は立たないでおくれ。佐保山の柞の紅葉を、遠くからでも見たいから。

意訳

霧に紅葉を隠されたくないので、今朝だけは霧よ立つなと呼びかける。

語釈・文法注

な立ちそ
立つな。
柞
コナラなどの木。紅葉が美しい。
よそにても
遠くからでも。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第五・秋歌下・266番
歌体
短歌
状況
詞書「是貞のみこの家の歌合のうた」(是貞親王の家の歌合の歌)。

解説

読人しらずの歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、47頁(コマ37)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日