古典ライブラリー

古今和歌集 巻第五 秋歌下 252番

霧たちて

読人しらず(よみびとしらず)

霧が立って、雁が鳴いているようだ。片岡の朝の原は、紅葉していることだろう。

「霧たちて」の歌をもとにした情景。霧が立って、雁が鳴いているようだ。片岡の朝の原は、紅葉していることだろう。
「霧たちて」の歌をもとにした情景。霧が立って、雁が鳴いているようだ。片岡の朝の原は、紅葉していることだろう。
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2霧きり霧きりきりたちてたちてたちて初句
  3. 3雁かり雁かりかりぞなくなるぞなくなるぞなくなる二句
  4. 4片岡かたをか片岡かたをかかたおかののの三句
  5. 5あしたのあしたのあしたのはらははらははらわ四句
  6. 6もみぢしぬらむもみぢしぬらむもみじしぬらむ結句

引用の仕方

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現代語訳

霧が立って、雁が鳴いているようだ。片岡の朝の原は、紅葉していることだろう。

意訳

霧の中で雁が鳴くのを聞き、片岡の朝の原もそろそろ紅葉しているだろうと想像する。

語釈・文法注

片岡
大和国の地名。
あしたの原
片岡にある原の名。「朝」をかける。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第五・秋歌下・252番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

読人しらずの歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、44頁(コマ35)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日