古今和歌集 巻第四 秋歌上 236番
ひとりのみ
ひとりで眺めているよりは、女郎花を私の住む家に植えて見たいものだ。

現代語訳
ひとりで眺めているよりは、女郎花を私の住む家に植えて見たいものだ。
意訳
野の女郎花を独りで眺めるより、家に植えて身近に置きたい。女性を妻に迎えたい心を重ねる。
語釈・文法注
- ながむる
- 物思いにふけって見る。
- 植ゑて見ましを
- 植えて見たらよいのに。
和歌
- 作者
- 壬生忠岑(みぶのただみね) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀前半)
『古今和歌集』の撰者の一人。右衛門府生など下級の武官を務めた。歌論書『和歌体十種(忠岑十体)』の作者とされる。三十六歌仙の一人。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第四・秋歌上・236番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「朱雀院の女郞花合に詠みて奉りける」(朱雀院の女郎花合に詠んで献上した歌)。
解説
壬生忠岑の歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、40頁(コマ33)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日