古典ライブラリー

古今和歌集 巻第四 秋歌上 234番

女郞花

凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)

女郎花のそばを吹き過ぎてくる秋風は、目には見えないけれど、香がはっきりとわかる。

「女郞花」の歌をもとにした情景。女郎花のそばを吹き過ぎてくる秋風は、目には見えないけれど、香がはっきりとわかる。
「女郞花」の歌をもとにした情景。女郎花のそばを吹き過ぎてくる秋風は、目には見えないけれど、香がはっきりとわかる。
詞書
「朱雀院の女郞花合に詠みて奉りける」(前の歌と同じ詞書)
作者
躬恒(凡河内躬恒)
  1. 1女郞花をみなへし女郞花をみなへしおみなえし初句
  2. 2ふきすぎてくるふきすぎてくるふきすぎてくる二句
  3. 3秋あき秋あきあき風かぜ風かぜかぜははは三句
  4. 4目め目めめにににははは見み見みみえねどえねどえねど四句
  5. 5香か香かかこそしるけれこそしるけれこそしるけれ結句

引用の仕方

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現代語訳

女郎花のそばを吹き過ぎてくる秋風は、目には見えないけれど、香がはっきりとわかる。

意訳

目に見えない風も、女郎花の香を運んでくるのではっきりと感じられる。

語釈・文法注

しるけれ
はっきりしている。「こそ」の結び。

和歌

作者
凡河内躬恒(おおしこうちのみつね) 生没年未詳(九世紀末〜十世紀前半)
『古今和歌集』の撰者の一人。甲斐少目・和泉大掾など地方の下級官人を務めたが、歌才は宇多・醍醐両天皇に重んじられ、屏風歌や歌合で活躍した。貫之と並ぶ歌人とされる。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第四・秋歌上・234番
歌体
短歌
状況
詞書「朱雀院の女郞花合に詠みて奉りける」(朱雀院の女郎花合に詠んで献上した歌)。

解説

躬恒の歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、40頁(コマ33)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日