古今和歌集 巻第四 秋歌上 218番
秋萩の
秋萩の花が咲いた。高砂の峰の鹿は、今ごろ鳴いているだろうか。

現代語訳
〔詞書〕是貞親王の家の歌合で詠んだ歌。
秋萩の花が咲いた。高砂の峰の鹿は、今ごろ鳴いているだろうか。
意訳
萩が咲くのを見て、萩を妻とする鹿が、遠い高砂の山で今ごろ鳴いているだろうと思いやる。
語釈・文法注
- たかさご
- 播磨国の歌枕。また、高い山の意ともいう。
- をのへ
- 峰、山の頂。
和歌
- 作者
- 読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第四・秋歌上・218番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「是貞のみこの家の歌合によめる」(是貞親王の家の歌合で詠んだ歌)。
解説
藤原敏行の歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、38頁(コマ32)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日