古典ライブラリー

古今和歌集 巻第四 秋歌上 205番

ひぐらしの

読人しらず(よみびとしらず)

ひぐらしの鳴く山里の夕暮れは、風のほかに訪れる人もない。

「ひぐらしの」の歌をもとにした情景。ひぐらしの鳴く山里の夕暮れは、風のほかに訪れる人もない。
「ひぐらしの」の歌をもとにした情景。ひぐらしの鳴く山里の夕暮れは、風のほかに訪れる人もない。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1ひぐらしのひぐらしのひぐらしの初句
  2. 2なくなくなく山里やまざと山里やまざとやまざとののの二句
  3. 3ゆふぐれゆふぐれゆうぐれははは三句
  4. 4風かぜ風かぜかぜよりほかによりほかによりおかに四句
  5. 5とととふふう人ひと人ひとひともなしもなしもなし結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

ひぐらしの鳴く山里の夕暮れは、風のほかに訪れる人もない。

意訳

ひぐらしの声だけが聞こえる山里の夕暮れ。訪れるのは風ばかりで、人の気配はない。

語釈・文法注

とふ
訪れる。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第四・秋歌上・205番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

山里の秋の夕暮れの寂しさを、簡潔に描いた歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、36頁(コマ31)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日