古典ライブラリー

古今和歌集 巻第四 秋歌上 192番

さよなかと

読人しらず(よみびとしらず)

真夜中だと、夜は更けたらしい。雁の声が聞こえる空を、月が渡っていくのが見える。

「さよなかと」の歌をもとにした情景。真夜中だと、夜は更けたらしい。雁の声が聞こえる空を、月が渡っていくのが見える。
「さよなかと」の歌をもとにした情景。真夜中だと、夜は更けたらしい。雁の声が聞こえる空を、月が渡っていくのが見える。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1さよなかとさよなかとさよなかと初句
  2. 2夜よ夜よよはははふけぬらしふけぬらしふけぬらし二句
  3. 3雁かり雁かりかりがねのがねのがねの三句
  4. 4きこゆるきこゆるきこゆる空そら空そらそらににに四句
  5. 5月つき月つきつき渡わた渡わたわたるみゆるみゆるみゆ結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

真夜中だと、夜は更けたらしい。雁の声が聞こえる空を、月が渡っていくのが見える。

意訳

雁の声が聞こえる夜空を月が渡っていくのを見て、もう真夜中なのだと気づく。

語釈・文法注

さ夜中
真夜中。「さ」は接頭語。
ふけぬらし
更けたらしい。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第四・秋歌上・192番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

万葉集巻九の歌に類似する。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、34頁(コマ30)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日