古今和歌集 巻第四 秋歌上 185番
大かたの
世間一般にやって来る秋が来るとすぐに、私の身こそが悲しいものだと思い知ったことだ。

現代語訳
世間一般にやって来る秋が来るとすぐに、私の身こそが悲しいものだと思い知ったことだ。
意訳
秋は誰にでも来るものなのに、秋になるとまず自分の身の悲しさを思い知らされる。
語釈・文法注
- 大かたの
- 世間一般の。
- くるからに
- 来るとすぐに。
- 思ひ知りぬれ
- 「こそ」の結び。
和歌
- 作者
- 読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第四・秋歌上・185番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
解説
秋の悲しみを自分のこととして受け止める歌が続く。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、33頁(コマ30)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日