古典ライブラリー

古今和歌集 巻第二十 大歌所御歌(東歌) 1091番

みさぶらひ

読人しらず(よみびとしらず)

お供の方、ご主人に御笠をと申し上げなさい。宮城野の木の下の露は、雨にもまさるほどですから。

詞書
「みちのくうた」(前の歌と同じ詞書)
作者
読人しらず(底本に作者名の記載はない)
  1. 1みさぶらひみさぶらひみさぶらい初句
  2. 2みかさとみかさとみかさと申まう申まうもうせせせ二句
  3. 3宮城野みやぎの宮城野みやぎのみやぎのののの三句
  4. 4木こ木ここののの下露したつゆ下露したつゆしたつゆははは四句
  5. 5あめにまされりあめにまされりあめにまされり結句

引用の仕方

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現代語訳

お供の方、ご主人に御笠をと申し上げなさい。宮城野の木の下の露は、雨にもまさるほどですから。

意訳

宮城野の木の下に滴る露の多さを、雨よりもひどいと言い、供の者に笠を勧めさせる。

語釈・文法注

みさぶらひ
お供の人。
みかさ
御笠。
宮城野
陸奥国の歌枕。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第二十・大歌所御歌(東歌)・1091番
歌体
短歌
状況
詞書「みちのくうた」(陸奥歌)。

解説

読人しらずの歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、202頁(コマ114)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日