古今和歌集 巻第二十 大歌所御歌(東歌) 1089番
わがせこを
夫を都へ送り出して、塩竈の籬が島の松ではないが、待つことが恋しく切ないことだ。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
夫を都へ送り出して、塩竈の籬が島の松ではないが、待つことが恋しく切ないことだ。
意訳
「松」に「待つ」をかけ、都へ行った夫を待つ妻の思いを歌う。
語釈・文法注
- わがせこ
- 私の夫。
- まがきのしま
- 塩竈湾の島。
和歌
- 作者
- 読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第二十・大歌所御歌(東歌)・1089番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「みちのくうた」(陸奥歌)。
修辞
- 掛詞
- 「まつ」に「松」と「待つ」。
解説
読人しらずの歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、202頁(コマ114)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日