古典ライブラリー

古今和歌集 巻第二十 大歌所御歌 1069番

あたらしき

読人しらず(よみびとしらず)

新しい年の始めに、このようにして、千年先までもかけて、楽しいことを重ねていこう。

作者
読人しらず(底本に作者名の記載はない)
  1. 1おほなほびのおほなほびのおおなおびの歌うた歌うたうた詞書
  2. 2あたらしきあたらしきあたらしき初句
  3. 3年とし年としとしののの始はじめ始はじめはじめににに二句
  4. 4かくしこそかくしこそかくしこそ三句
  5. 5千年ちとせ千年ちとせちとせをををかねてかねてかねて四句
  6. 6たのしきたのしきたのしきをををへめへめへめ結句
  7. 7日本紀にほんぎ日本紀にほんぎにおんぎにににはははつかへまつらめよろづつかへまつらめよろづつかえまつらめよろず代よ代よよまでにまでにまでに左注

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

〔詞書〕大直毘の歌。

新しい年の始めに、このようにして、千年先までもかけて、楽しいことを重ねていこう。

〔左注〕日本紀(日本書紀)では、下の句が「仕へまつらめ 万代までに」となっている。

意訳

新年の宮中の儀式で歌われた祝いの歌。年の始めの喜びを千年先まで続けようと寿ぐ。

語釈・文法注

おほなほびの歌
大直毘神をまつる歌。新年の節会などで歌われた。
千年をかねて
千年先までを見こして。
へめ
経よう。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第二十・大歌所御歌・1069番
歌体
短歌
状況
詞書「おほなほびの歌」(大直毘の歌)。

解説

巻第二十「大歌所御歌」の最初の歌。大歌所は宮中の儀式で歌う歌を教え伝えた役所で、この部には神楽歌・風俗歌などが収められる。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、199頁(コマ113)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日