古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十九 雑体(誹諧歌) 1041番

われを思ふ

読人しらず(よみびとしらず)

私を思ってくれる人を思わない報いだろうか。私が思う人が、私を思ってくれない。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1われわれわれををを思おも思おもおもふふう初句
  2. 2人ひと人ひとひとををを思おも思おもおもはぬはぬわぬ二句
  3. 3むくいにやむくいにやむくいにや三句
  4. 4わがわがわが思おも思おもおもふふう人ひと人ひとひとののの四句
  5. 5われわれわれををを思おも思おもおもはぬはぬわぬ結句

引用の仕方

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現代語訳

私を思ってくれる人を思わない報いだろうか。私が思う人が、私を思ってくれない。

意訳

「思ふ」を重ねた言葉遊びで、恋の因果をおどける。

語釈・文法注

むくい
報い。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第十九・雑体(誹諧歌)・1041番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

反復
「思ふ」を繰り返す。

解説

読人しらずの歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、194頁(コマ110)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日