古今和歌集 巻第十九 雑体(誹諧歌) 1026番
みみなしの
耳成山のくちなし(口無し)を手に入れたい。思いの火の色の下染めにしよう。
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現代語訳
耳成山のくちなし(口無し)を手に入れたい。思いの火の色の下染めにしよう。
意訳
「耳無し」「口無し」をかけ、人に言えない恋の思いを、くちなしで染めよう、とおどける。
語釈・文法注
- みみなしの山
- 大和三山の一つ、耳成山。
- くちなし
- 梔子。「口無し」をかける。
- したぞめ
- 下染め。
和歌
- 作者
- 読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第十九・雑体(誹諧歌)・1026番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
修辞
- 掛詞
- 「みみなし」「くちなし」「おもひ(火)」。
解説
読人しらずの歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、192頁(コマ109)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日