古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十八 雑歌下 986番

人ふるす

二条(にじょう)

人を古びさせる都を嫌ってやって来たけれど、奈良の都も、憂き名(古い都)であった。

作者
二條(二条)
  1. 1初瀨はつせ初瀨はつせはつせににに詣まう詣まうもうづるづるずる道みち道みちみちににに奈良なら奈良ならならののの京きやう京きやうきょうにやどれりけるときよめるにやどれりけるときよめるにやどれりけるときよめる詞書
  2. 2人ひと人ひとひとふるすふるすふるす初句
  3. 3里さと里さとさとをををいといといとひてひていて二句
  4. 4こしかどもこしかどもこしかども三句
  5. 5ならのならのならの都みやこ都みやこみやこももも四句
  6. 6うきうきうき名な名なななりけりなりけりなりけり結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕初瀬に参詣する途中、奈良の京に泊まった時に詠んだ歌。

人を古びさせる都を嫌ってやって来たけれど、奈良の都も、憂き名(古い都)であった。

意訳

都を離れて来たのに、旧都奈良もまた寂れてつらい所だった、と嘆く。

語釈・文法注

人ふるす
人を古びさせる。

和歌

作者
二条(にじょう) 生没年未詳
源至の娘と伝える女房。
出典
『古今和歌集』巻第十八・雑歌下・986番
歌体
短歌
状況
詞書「初瀨に詣づる道に奈良の京にやどれりけるときよめる」(初瀬に参詣する途中、奈良の京に泊まった時に詠んだ歌)。

解説

二条の歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、179頁(コマ103)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日