古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十五 恋歌五 817番

あら小田を

読人しらず(よみびとしらず)

荒れた田を荒く鋤き返すように、何度でも繰り返して、あの人の心を確かめてからあきらめよう。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1あらあらあら小田をだ小田をだおだををを初句
  2. 2あらすきかへしあらすきかへしあらすきかえし二句
  3. 3返かへ返かへかえしてもしてもしても三句
  4. 4人ひと人ひとひとののの心こころ心こころこころををを四句
  5. 5見み見みみてこそやまめてこそやまめてこそやまめ結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

荒れた田を荒く鋤き返すように、何度でも繰り返して、あの人の心を確かめてからあきらめよう。

意訳

何度も相手の心を確かめてから、ようやく恋をあきらめよう。

語釈・文法注

あら小田
荒れた田。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第十五・恋歌五・817番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

序詞
上二句が「返し」を導く。

解説

読人しらずの歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、144頁(コマ85)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日