古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十五 恋歌五 788番

つれもなく

源宗于(みなもとのむねゆき)

つれなくなっていく人の言葉こそが、秋より前に色づく紅葉であった。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
源宗于朝臣(源宗于)
  1. 1つれもなくつれもなくつれもなく初句
  2. 2なりなりなり行ゆ行ゆゆくくく人ひと人ひとひとののの二句
  3. 3言こと言ことことののの葉は葉ははぞぞぞ三句
  4. 4秋あき秋あきあきよりさきのよりさきのよりさきの四句
  5. 5紅葉もみぢ紅葉もみぢもみじなりけるなりけるなりける結句

引用の仕方

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現代語訳

つれなくなっていく人の言葉こそが、秋より前に色づく紅葉であった。

意訳

心変わりした人の言葉は、秋が来る前から色を変える紅葉のようだ。

語釈・文法注

言の葉
言葉。木の葉をかける。

和歌

作者
源宗于(みなもとのむねゆき) ?–939
光孝天皇の皇子是忠親王の子。臣籍に下って源姓を賜り、右京大夫となった。官位に恵まれない嘆きを詠んだ歌が伝わる。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第十五・恋歌五・788番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

見立て
言葉を紅葉に見立てる。

解説

源宗于の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、139頁(コマ83)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日