古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十五 恋歌五 786番

唐衣

景式王(かげのりのおおきみ)

唐衣は着慣れると身にまつわりつくものだ。掛けてばかりで(遠くから)恋していようと思っただろうか。

作者
かげのりの王(景式王)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2唐衣からころも唐衣からころもからころも初句
  3. 3なればなればなれば身み身みみにこそにこそにこそ二句
  4. 4纏まつは纏まつはまつわれめれめれめ三句
  5. 5かけてのみやはかけてのみやはかけてのみやわ四句
  6. 6戀こ戀ここひむとおもひしひむとおもひしいむとおもいし結句

引用の仕方

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現代語訳

唐衣は着慣れると身にまつわりつくものだ。掛けてばかりで(遠くから)恋していようと思っただろうか。

意訳

慣れ親しめば身近になるはずなのに、心にかけて恋い続けるだけになるとは思わなかった。

語釈・文法注

なれ
「慣れ」と「萎れ」。
かけて
「掛けて」と「心にかけて」。

和歌

作者
景式王(かげのりのおおきみ) 生没年未詳
文徳天皇の孫と伝える。
出典
『古今和歌集』巻第十五・恋歌五・786番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

縁語
「唐衣」「なれ」「まつはれ」「かけ」。

解説

景式王の歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、139頁(コマ83)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日