古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十五 恋歌五 751番

久方の

在原元方(ありわらのもとかた)

大空に住んでいるわけでもないのに、あの人は私をよそよそしく思っているようだ。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
元方(在原元方)
  1. 1久方ひさかた久方ひさかたひさかたののの初句
  2. 2あまつあまつあまつ空そら空そらそらにもにもにも二句
  3. 3すまなくにすまなくにすまなくに三句
  4. 4人ひと人ひとひとはははよそにぞよそにぞよそにぞ四句
  5. 5おもふべらなるおもふべらなるおもうべらなる結句

引用の仕方

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現代語訳

大空に住んでいるわけでもないのに、あの人は私をよそよそしく思っているようだ。

意訳

近くにいるのに、空ほど遠くに思われているようだ、と嘆く。

語釈・文法注

すまなくに
住んでいないのに。

和歌

作者
在原元方(ありわらのもとかた) 生没年未詳(九世紀末〜十世紀前半)
在原業平の孫、在原棟梁の子。藤原国経の養子になったとも伝える。『古今和歌集』の巻頭歌「年の内に」の作者。
出典
『古今和歌集』巻第十五・恋歌五・751番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

在原元方の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、134頁(コマ80)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日