古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十三 恋歌三 650番

名取川

読人しらず(よみびとしらず)

名取川の瀬々の埋もれ木が現れるように、二人の仲が知れたら、どうしようとして逢いはじめたのだろう。

「名取川」の歌をもとにした情景。名取川の瀬々の埋もれ木が現れるように、二人の仲が知れたら、どうしようとして逢いはじめたのだろう。
「名取川」の歌をもとにした情景。名取川の瀬々の埋もれ木が現れるように、二人の仲が知れたら、どうしようとして逢いはじめたのだろう。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1名取川なとりがは名取川なとりがはなとりがわ初句
  2. 2瀨々せぜ瀨々せぜせぜののの埋木うもれぎ埋木うもれぎうもれぎ二句
  3. 3あらはればあらはればあらわれば三句
  4. 4いかにせむとかいかにせむとかいかにせむとか四句
  5. 5逢あ逢ああひみそめけむひみそめけむいみそめけむ結句

引用の仕方

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現代語訳

名取川の瀬々の埋もれ木が現れるように、二人の仲が知れたら、どうしようとして逢いはじめたのだろう。

意訳

隠していた関係が人に知れたらどうするつもりだったのか、と不安を詠む。

語釈・文法注

埋もれ木
水や土に埋もれた木。隠れたもののたとえ。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第十三・恋歌三・650番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

序詞
上二句が「あらはれ」を導く。

解説

読人しらずの歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、116頁(コマ71)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日