古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十三 恋歌三 649番

君が名も

読人しらず(よみびとしらず)

あなたの評判も私の評判も立てまい。難波の御津ではないが、見たとも言うな。私も逢ったとは言うまい。

「君が名も」の歌をもとにした情景。あなたの評判も私の評判も立てまい。難波の御津ではないが、見たとも言うな。私も逢ったとは言うまい。
「君が名も」の歌をもとにした情景。あなたの評判も私の評判も立てまい。難波の御津ではないが、見たとも言うな。私も逢ったとは言うまい。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1君きみ君きみきみががが名な名ななももも初句
  2. 2我わ我わわががが名な名ななもたてじもたてじもたてじ二句
  3. 3難波なには難波なにはなにわなるなるなる三句
  4. 4みつともいふなみつともいふなみつともいうな四句
  5. 5逢あ逢ああひきともいはじひきともいはじいきともいわじ結句

引用の仕方

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現代語訳

あなたの評判も私の評判も立てまい。難波の御津ではないが、見たとも言うな。私も逢ったとは言うまい。

意訳

二人の評判を守るため、逢ったことを互いに秘密にしようと誓う。

語釈・文法注

みつ
「御津(難波の港)」と「見つ」。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第十三・恋歌三・649番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

掛詞
「みつ」。

解説

読人しらずの歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、116頁(コマ71)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日