古今和歌集 巻第十三 恋歌三 640番
しののめの
夜明けの別れを惜しんで、私のほうが、鶏より先に泣きはじめてしまった。

現代語訳
夜明けの別れを惜しんで、私のほうが、鶏より先に泣きはじめてしまった。
意訳
別れを告げる鶏より先に、自分が泣き出してしまう。
語釈・文法注
- なき
- 「鳴き」と「泣き」。
和歌
- 作者
- 寵(うつく) 生没年未詳
女性歌人と見られるが、経歴は伝わらない。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第十三・恋歌三・640番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
修辞
- 掛詞
- 「なき」。
解説
寵(うつく)の歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、114頁(コマ70)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日