古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十二 恋歌二 560番

我が戀は

小野美材(おののよしき)

私の恋は、奥山に隠れて生える草なのだろうか。茂るばかりなのに、知る人がいない。

「我が戀は」の歌をもとにした情景。私の恋は、奥山に隠れて生える草なのだろうか。茂るばかりなのに、知る人がいない。
「我が戀は」の歌をもとにした情景。私の恋は、奥山に隠れて生える草なのだろうか。茂るばかりなのに、知る人がいない。
詞書
「寛平の御時きさいの宮の歌合の歌」(前の歌と同じ詞書)
作者
小野のよしき(小野美材)
  1. 1我わ我わわががが戀こひ戀こひこいははは初句
  2. 2みみみ山やま山やまやまがくれのがくれのがくれの二句
  3. 3草くさ草くさくさなれやなれやなれや三句
  4. 4しげさまされどしげさまされどしげさまされど四句
  5. 5しるしるしる人ひと人ひとひとのなきのなきのなき結句

引用の仕方

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現代語訳

私の恋は、奥山に隠れて生える草なのだろうか。茂るばかりなのに、知る人がいない。

意訳

深山の草のように、恋はつのるばかりだが、誰にも知られない。

語釈・文法注

しげさ
茂ること、恋の思いの多さ。

和歌

作者
小野美材(おののよしき) ?–902
小野篁の孫。大内記などを務め、漢詩文と書に優れた。
出典
『古今和歌集』巻第十二・恋歌二・560番
歌体
短歌
状況
詞書「寛平の御時きさいの宮の歌合の歌」(寛平の御時、后の宮の歌合の歌)。

修辞

比喩
恋を深山の草にたとえる。

解説

小野美材の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、101頁(コマ64)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日