古今和歌集 巻第十一 恋歌一 505番
あさぢふの
浅茅の生えた小野の篠原の「しの」のように、忍んで思っても、人は知るだろうか。言う人もいないのに。

現代語訳
浅茅の生えた小野の篠原の「しの」のように、忍んで思っても、人は知るだろうか。言う人もいないのに。
意訳
篠原の「しの」から「忍ぶ」を導き、忍ぶ恋を詠む。
語釈・文法注
- 浅茅生
- 浅茅の生えている所。
- しのはら
- 「忍ぶ」を導く。
和歌
- 作者
- 読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第十一・恋歌一・505番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
修辞
- 序詞
- 上二句が「しのぶ」を導く。
解説
読人しらずの歌。百人一首第三十九首の源等の歌の本歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、95頁(コマ61)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日