古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十一 恋歌一 503番

思ふには

読人しらず(よみびとしらず)

思う心に、忍ぶ心が負けてしまったことだ。顔色には出すまいと思っていたのに。

「思ふには」の歌をもとにした情景。思う心に、忍ぶ心が負けてしまったことだ。顔色には出すまいと思っていたのに。
「思ふには」の歌をもとにした情景。思う心に、忍ぶ心が負けてしまったことだ。顔色には出すまいと思っていたのに。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1思おも思おもおもふにふにうにははは初句
  2. 2忍しの忍しのしのぶるぶるぶる事こと事ことことぞぞぞ二句
  3. 3まけにけるまけにけるまけにける三句
  4. 4色いろ色いろいろにににははは出い出いいでじとでじとでじと四句
  5. 5思おも思おもおもひしものひしものいしものををを結句

引用の仕方

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現代語訳

思う心に、忍ぶ心が負けてしまったことだ。顔色には出すまいと思っていたのに。

意訳

恋心を隠そうとしたが、思いの強さに負けて表に出てしまった、と嘆く。

語釈・文法注

まけにける
負けてしまった。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第十一・恋歌一・503番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

読人しらずの歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、95頁(コマ61)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日