古今和歌集 巻第十 物名 441番
ふりはへて
わざわざ、さあ故郷の花を見ようとやって来たのに、その花の色はもう移ろってしまっていた。

現代語訳
〔詞書〕しをに。
わざわざ、さあ故郷の花を見ようとやって来たのに、その花の色はもう移ろってしまっていた。
意訳
「来しを匂ひぞ」に「しをに(紫苑)」を詠みこむ。
語釈・文法注
- ふりはへて
- わざわざ。
- しをに
- 紫苑。
和歌
- 作者
- 読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第十・物名・441番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「しをに」(しをに)。
修辞
- 物名
- 「しをに」。
解説
読人しらずの歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、85頁(コマ56)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日