古今和歌集 巻第十 物名 433番
かくばかり
これほどまで、逢う日がまれになってしまった人を、どうしてつれないと思わずにいられようか。

現代語訳
〔詞書〕あふひ、かつら。
これほどまで、逢う日がまれになってしまった人を、どうしてつれないと思わずにいられようか。
意訳
「逢ふ日」に「あふひ(葵)」、「つらし」に「かつら(桂)」を詠みこむ。
語釈・文法注
- あふひ
- 葵。賀茂祭に用いる。
- かつら
- 桂。
和歌
- 作者
- 読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第十・物名・433番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「あふひかつら」(あふひ、かつら)。
修辞
- 物名
- 「あふひ」「かつら(いかが・つらし)」。
解説
読人しらずの歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、84頁(コマ55)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日