古典ライブラリー

古今和歌集 巻第五 秋歌下 289番

秋の月

読人しらず(よみびとしらず)

秋の月が山辺をはっきりと照らしているのは、散るもみじの数を見よというのだろうか。

「秋の月」の歌をもとにした情景。秋の月が山辺をはっきりと照らしているのは、散るもみじの数を見よというのだろうか。
「秋の月」の歌をもとにした情景。秋の月が山辺をはっきりと照らしているのは、散るもみじの数を見よというのだろうか。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1秋あき秋あきあきののの月つき月つきつき初句
  2. 2やまべさやかにやまべさやかにやまべさやかに二句
  3. 3てらせるてらせるてらせるははは三句
  4. 4おつるおつるおつる紅葉もみぢ紅葉もみぢもみじののの四句
  5. 5數かず數かずかずををを見み見みみよとかよとかよとか結句

引用の仕方

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現代語訳

秋の月が山辺をはっきりと照らしているのは、散るもみじの数を見よというのだろうか。

意訳

月が山を明るく照らすのは、散り落ちる紅葉の数を数えよということか、と機知的に詠む。

語釈・文法注

さやかに
はっきりと。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第五・秋歌下・289番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

読人しらずの歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、51頁(コマ39)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日