古典ライブラリー

古今和歌集 巻第四 秋歌上 173番

秋風の

読人しらず(よみびとしらず)

秋風が吹きはじめた日から、天の河原に立たない日はない(織女は牽牛を待ちわびている)。

「秋風の」の歌をもとにした情景。秋風が吹きはじめた日から、天の河原に立たない日はない(織女は牽牛を待ちわびている)。
「秋風の」の歌をもとにした情景。秋風が吹きはじめた日から、天の河原に立たない日はない(織女は牽牛を待ちわびている)。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1秋あき秋あきあき風かぜ風かぜかぜののの初句
  2. 2吹ふ吹ふふきにしきにしきにし日ひ日ひひよりよりより二句
  3. 3久ひさ久ひさひさかたのかたのかたの三句
  4. 4あまのあまのあまの河原かはら河原かはらかわらににに四句
  5. 5たたぬたたぬたたぬ日ひ日ひひはははなしなしなし結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

秋風が吹きはじめた日から、天の河原に立たない日はない(織女は牽牛を待ちわびている)。

意訳

秋になってからというもの、織女は毎日天の河原に出て、七夕の逢瀬を待ちこがれている。

語釈・文法注

吹きにし日より
吹いた日から。
ひさかたの
「天」にかかる枕詞。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第四・秋歌上・173番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

枕詞
「ひさかたの」。

解説

ここから七夕の歌が続く。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、32頁(コマ29)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日