古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十八 雑歌下 941番

世の中の

読人しらず(よみびとしらず)

世の中のつらさも苦しさも、誰も告げないのに、まっさきに知るものは涙であった。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1世よ世よよののの中なか中なかなかののの初句
  2. 2うきもつらきもうきもつらきもうきもつらきも二句
  3. 3つげなくにつげなくにつげなくに三句
  4. 4まづしるものまづしるものまずしるものははは四句
  5. 5淚なみだ淚なみだなみだなりけりなりけりなりけり結句

引用の仕方

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現代語訳

世の中のつらさも苦しさも、誰も告げないのに、まっさきに知るものは涙であった。

意訳

心より先に涙がつらさを知ってこぼれる、と詠む。

語釈・文法注

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第十八・雑歌下・941番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

読人しらずの歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、170頁(コマ98)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日