古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十四 恋歌四 728番

曇日の

下野雄宗(しもつけのおむね)

曇った日の影のようになった私なので、日の光のもとでは見えないけれど、あなたの身からは離れない。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
しもつけのをむね(下野雄宗)
  1. 1曇日くもりび曇日くもりびくもりびののの初句
  2. 2影かげ影かげかげとしなれるとしなれるとしなれる二句
  3. 3われなればわれなればわれなれば三句
  4. 4日ひ日ひひにこそにこそにこそ見み見みみえねえねえね四句
  5. 5身み身みみをばをばをば離はな離はなはなれずれずれず結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

曇った日の影のようになった私なので、日の光のもとでは見えないけれど、あなたの身からは離れない。

意訳

やつれて影のようになった自分は、見えなくても、影のように相手に寄り添っている。

語釈・文法注

和歌

作者
下野雄宗(しもつけのおむね) 生没年未詳
経歴はほとんどわからない。
出典
『古今和歌集』巻第十四・恋歌四・728番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

下野雄宗の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、128頁(コマ77)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日