古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十四 恋歌四 720番

絕えずゆく

読人しらず(よみびとしらず)

絶えず流れる飛鳥川がよどんだら、何か心があるのかと、人は思うだろう。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1絕た絕たたえずゆくえずゆくえずゆく初句
  2. 2あすかのあすかのあすかの川かは川かはかわののの二句
  3. 3よどみなばよどみなばよどみなば三句
  4. 4心こころ心こころこころありとやありとやありとや四句
  5. 5人ひと人ひとひとのおものおものおもははわむむん結句
  6. 6此歌このうた此歌このうたこのうたあるあるある人ひと人ひとひとのいはくなかとみのあづまのいはくなかとみのあづまのいわくなかとみのあずま人ひと人ひとひとががが歌うた歌うたうたなりなりなり左注

引用の仕方

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現代語訳

絶えず流れる飛鳥川がよどんだら、何か心があるのかと、人は思うだろう。

〔左注〕この歌は、ある人が言うには、中臣東人の歌である。

意訳

いつも通ってくる人が来なくなれば、心変わりしたと思われるだろう。

語釈・文法注

心ありとや
わけがあるのかと。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第十四・恋歌四・720番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

左注は中臣東人の歌とする説を伝える。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、127頁(コマ77)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日