古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十三 恋歌三 672番

池にすむ

読人しらず(よみびとしらず)

池に住む鴛鴦が、水が浅いので隠れようとしても見えてしまうように、評判を惜しんで隠そうとしても、現れてしまった。

「池にすむ」の歌をもとにした情景。池に住む鴛鴦が、水が浅いので隠れようとしても見えてしまうように、評判を惜しんで隠そうとしても、現れてしまった。
「池にすむ」の歌をもとにした情景。池に住む鴛鴦が、水が浅いので隠れようとしても見えてしまうように、評判を惜しんで隠そうとしても、現れてしまった。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1池いけ池いけいけにすむにすむにすむ初句
  2. 2名な名ななををおををおししし鳥どり鳥どりどりののの二句
  3. 3水みづ水みづみずをををあさみあさみあさみ三句
  4. 4かくるとすれどかくるとすれどかくるとすれど四句
  5. 5顯あらは顯あらはあらわれにけりれにけりれにけり結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

池に住む鴛鴦が、水が浅いので隠れようとしても見えてしまうように、評判を惜しんで隠そうとしても、現れてしまった。

意訳

名を惜しむ「惜し」と「鴛鴦」をかけ、隠そうとしても恋が人に知られてしまった、と嘆く。

語釈・文法注

をし
「惜し」と「鴛鴦」。
水をあさみ
水が浅いので。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第十三・恋歌三・672番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

掛詞
「をし」。

解説

読人しらずの歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、119頁(コマ73)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日