古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十三 恋歌三 647番

むば玉の

読人しらず(よみびとしらず)

闇の中での現実の逢瀬は、はっきりとした夢に、いくらもまさらなかった。

「むば玉の」の歌をもとにした情景。闇の中での現実の逢瀬は、はっきりとした夢に、いくらもまさらなかった。
「むば玉の」の歌をもとにした情景。闇の中での現実の逢瀬は、はっきりとした夢に、いくらもまさらなかった。
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2むばむばむば玉たま玉たまたまののの初句
  3. 3闇やみ闇やみやみのののうつつはうつつはうつつわ二句
  4. 4さだかなるさだかなるさだかなる三句
  5. 5夢ゆめ夢ゆめゆめにいくらもにいくらもにいくらも四句
  6. 6優まさ優まさまさらざりけりらざりけりらざりけり結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

闇の中での現実の逢瀬は、はっきりとした夢に、いくらもまさらなかった。

意訳

暗闇の中での逢瀬は、はっきり見た夢と大差ない、と現実の逢瀬のはかなさを詠む。

語釈・文法注

むばたまの
「闇」にかかる枕詞。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第十三・恋歌三・647番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

枕詞
「むばたまの」。

解説

読人しらずの歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、116頁(コマ71)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日