古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十一 恋歌一 549番

人めもる

読人しらず(よみびとしらず)

人目を気にする私であろうか、いやそうではない。花すすきのように、どうして表に出して恋せずにいられよう。

「人めもる」の歌をもとにした情景。人目を気にする私であろうか、いやそうではない。花すすきのように、どうして表に出して恋せずにいられよう。
「人めもる」の歌をもとにした情景。人目を気にする私であろうか、いやそうではない。花すすきのように、どうして表に出して恋せずにいられよう。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1人ひと人ひとひとめもるめもるめもる初句
  2. 2我われ我われわれかはあやなかはあやなかわあやな二句
  3. 3花薄はなすすき花薄はなすすきはなすすき三句
  4. 4などかほにいでてなどかほにいでてなどかおにいでて四句
  5. 5戀こ戀ここひずしもあらむひずしもあらむいずしもあらむ結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

人目を気にする私であろうか、いやそうではない。花すすきのように、どうして表に出して恋せずにいられよう。

意訳

人目を気にせず、穂を出すすすきのように、思いを表に出して恋しよう。

語釈・文法注

人目もる
人目をうかがう。
あやな
わけもなく、つまらない。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第十一・恋歌一・549番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

読人しらずの歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、99頁(コマ63)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日