古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十一 恋歌一 546番

いつとても

読人しらず(よみびとしらず)

いつと決まって恋しくない時はないけれど、秋の夕べは、とりわけ不思議なほど恋しい。

「いつとても」の歌をもとにした情景。いつと決まって恋しくない時はないけれど、秋の夕べは、とりわけ不思議なほど恋しい。
「いつとても」の歌をもとにした情景。いつと決まって恋しくない時はないけれど、秋の夕べは、とりわけ不思議なほど恋しい。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1いつとてもいつとてもいつとても初句
  2. 2戀こひ戀こひこいしからずしからずしからずははは二句
  3. 3あらねどもあらねどもあらねども三句
  4. 4秋あき秋あきあきののの夕ゆふべ夕ゆふべゆうべははは四句
  5. 5あやしかりけりあやしかりけりあやしかりけり結句

引用の仕方

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現代語訳

いつと決まって恋しくない時はないけれど、秋の夕べは、とりわけ不思議なほど恋しい。

意訳

いつも恋しいが、秋の夕暮れには格別に恋しさがつのる。

語釈・文法注

あやしかりけり
不思議なほどだ。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第十一・恋歌一・546番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

読人しらずの名歌。「秋の夕暮れ」の情趣の源流の一つ。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、99頁(コマ63)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日