古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十一 恋歌一 537番

あふさかの

読人しらず(よみびとしらず)

逢坂の関に流れる岩清水の「いは」ではないが、言わないで、心の中で思っているのだ。

「あふさかの」の歌をもとにした情景。逢坂の関に流れる岩清水の「いは」ではないが、言わないで、心の中で思っているのだ。
「あふさかの」の歌をもとにした情景。逢坂の関に流れる岩清水の「いは」ではないが、言わないで、心の中で思っているのだ。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1あふさかのあふさかのおうさかの初句
  2. 2關せき關せきせきににに流なが流ながながるるるるるる二句
  3. 3いはしみづいはしみづいわしみず三句
  4. 4いはでいはでいわで心こころ心こころこころににに四句
  5. 5おもひこそすれおもひこそすれおもいこそすれ結句

引用の仕方

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現代語訳

逢坂の関に流れる岩清水の「いは」ではないが、言わないで、心の中で思っているのだ。

意訳

岩清水の「いは」から「言はで」を導き、口に出さずに心で思う恋を詠む。

語釈・文法注

いはしみづ
岩の間から湧く清水。
いはで
言わないで。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第十一・恋歌一・537番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

序詞
上三句が「いはで」を導く。

解説

読人しらずの歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、98頁(コマ62)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日