古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十一 恋歌一 511番

淚川

読人しらず(よみびとしらず)

涙の川の水源を、どうして探していたのだろう。物思いをしている時の我が身こそが、その源であったのだ。

「淚川」の歌をもとにした情景。涙の川の水源を、どうして探していたのだろう。物思いをしている時の我が身こそが、その源であったのだ。
「淚川」の歌をもとにした情景。涙の川の水源を、どうして探していたのだろう。物思いをしている時の我が身こそが、その源であったのだ。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1淚川なみだがは淚川なみだがはなみだがわ初句
  2. 2なにみなかみなにみなかみなにみなかみををを二句
  3. 3たづねけむたづねけむたずねけむ三句
  4. 4物思ものおも物思ものおもものおもふときのふときのうときの四句
  5. 5わがわがわが身み身みみなりけりなりけりなりけり結句

引用の仕方

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現代語訳

涙の川の水源を、どうして探していたのだろう。物思いをしている時の我が身こそが、その源であったのだ。

意訳

涙が川となって流れる、その源は物思いをする自分自身だった、と気づく。

語釈・文法注

みなかみ
水源。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第十一・恋歌一・511番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

読人しらずの歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、96頁(コマ61)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日