古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十一 恋歌一 508番

いでわれを

読人しらず(よみびとしらず)

さあ、私を人よ、とがめないでくれ。大船が揺れるように、ゆらゆらと物思いをしているこのごろなのだ。

「いでわれを」の歌をもとにした情景。さあ、私を人よ、とがめないでくれ。大船が揺れるように、ゆらゆらと物思いをしているこのごろなのだ。
「いでわれを」の歌をもとにした情景。さあ、私を人よ、とがめないでくれ。大船が揺れるように、ゆらゆらと物思いをしているこのごろなのだ。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1いでわれいでわれいでわれををを初句
  2. 2人ひと人ひとひとなとがめそなとがめそなとがめそ二句
  3. 3大船おほぶね大船おほぶねおおぶねののの三句
  4. 4ゆたのたゆたにゆたのたゆたにゆたのたゆたに四句
  5. 5物思ものおも物思ものおもものおもふころぞふころぞうころぞ結句

引用の仕方

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現代語訳

さあ、私を人よ、とがめないでくれ。大船が揺れるように、ゆらゆらと物思いをしているこのごろなのだ。

意訳

大船が揺れるように心が定まらず、物思いをしている自分を責めないでほしい、と訴える。

語釈・文法注

いで
さあ。
ゆたのたゆたに
ゆらゆらと揺れて。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第十一・恋歌一・508番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

序詞
「大船の」が「ゆたのたゆた」を導く。

解説

読人しらずの歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、96頁(コマ61)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日