古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十一 恋歌一 491番

あしびきの

読人しらず(よみびとしらず)

山の下を流れる水が木陰に隠れて激しく流れるように、人知れず激しく燃える心を、せき止めかねている。

「あしびきの」の歌をもとにした情景。山の下を流れる水が木陰に隠れて激しく流れるように、人知れず激しく燃える心を、せき止めかねている。
「あしびきの」の歌をもとにした情景。山の下を流れる水が木陰に隠れて激しく流れるように、人知れず激しく燃える心を、せき止めかねている。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1あしびきのあしびきのあしびきの初句
  2. 2山下やました山下やましたやましたみづのみづのみずの二句
  3. 3こがくれてこがくれてこがくれて三句
  4. 4たぎつたぎつたぎつ心こころ心こころこころををを四句
  5. 5せきぞかねつるせきぞかねつるせきぞかねつる結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

山の下を流れる水が木陰に隠れて激しく流れるように、人知れず激しく燃える心を、せき止めかねている。

意訳

隠れて激しく流れる谷水のように、表に出せない激しい恋心を抑えきれない。

語釈・文法注

こがくれて
木の陰に隠れて。
たぎつ
激しく流れる。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第十一・恋歌一・491番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

序詞
上三句が「たぎつ」を導く。
縁語
「水」「たぎつ」「せく」。

解説

読人しらずの歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、94頁(コマ60)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日