古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十一 恋歌一 485番

かりごもの

読人しらず(よみびとしらず)

刈り取った菰のように思い乱れて、私が恋しているとあの人は知っているだろうか。人が告げなければ。

「かりごもの」の歌をもとにした情景。刈り取った菰のように思い乱れて、私が恋しているとあの人は知っているだろうか。人が告げなければ。
「かりごもの」の歌をもとにした情景。刈り取った菰のように思い乱れて、私が恋しているとあの人は知っているだろうか。人が告げなければ。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1かりごものかりごものかりごもの初句
  2. 2思おも思おもおもひひい亂みだ亂みだみだれてれてれて二句
  3. 3わがわがわが戀こ戀ここふとふとうと三句
  4. 4妹いも妹いもいもしるらめやしるらめやしるらめや四句
  5. 5人ひと人ひとひとしつげずばしつげずばしつげずば結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

刈り取った菰のように思い乱れて、私が恋しているとあの人は知っているだろうか。人が告げなければ。

意訳

乱れた菰のように心が乱れて恋しているが、誰かが告げなければ相手は知らないだろう、と嘆く。

語釈・文法注

かりごもの
「乱る」にかかる枕詞。
知るらめや
知っているだろうか、いや知らない。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第十一・恋歌一・485番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

枕詞
「かりごもの」。

解説

読人しらずの歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、94頁(コマ60)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日